精油を楽しむ方法は、香りを楽しむ方法と皮膚から吸収して作用する方法とがあります。
アロマテラピーの利用法
芳香浴
- 香りをかぐ、空間に香りを燻らす方法
- ティッシュやハンカチに1~2滴
- アロマポットやディフューザーに1~5滴
- ※子供の手の届かない場所に置くこと
- ※火の取り扱いに注意
沐浴法
- 入浴時に精油を用いる方法
- 全身浴 1~5滴
リラックス→38℃で15分
リフレッシュ→42℃で10分
- 半身浴 1~3滴
38℃以下で30~40分
- 部分浴 1~3滴
42~45℃で15分手首・足首までつける
- ※体調に合わせる
- ※幼児(3歳以上から)や高齢者、敏感肌は敵数を減らす
- ※刺激を感じたらすぐに洗い流す
吸入法
- 香りを積極的に吸いこむ方法
- 呼吸器系の緩和にも
- ティッシュやハンカチに1~2滴
- 蒸気吸入法→熱湯をマグカップや洗面器に入れ精油を1~3滴
タオルなどを頭からかぶり、蒸気が逃げないようにする
15分くらい
※目を必ず閉じて行う
※咳が出ているときはしてはいけない
湿布法
- 温タオル・冷タオルを用いた方法
- 水又はお湯を張った洗面器に1~3滴精油を入れてタオルを浸し、固く絞って患部に当てる
- 冷湿布→急性の場合(捻挫・炎症)水道水くらいの温度でペパーミントなど
- 温湿布→慢性の場合(肩こり・生理痛)熱め目のお湯にラベンダー・マジョラムなど
トリートメント法
- ブレンドオイルを皮膚に塗布し、浸透させる方法
- 0.5~2%以下の濃度で塗布します
- ※皮膚の薄い部分(顔など)はより低濃度で
- ※皮膚の弱い方はパッチテストを忘れずに
アロマスプレー
- スプレー容器を用いた方法
- スプレー容器に無水エタノールを少量入れ、精油を溶かし、精製水を入れ、よく振って混ぜる
- 匂いが気になるところ、仕事中や勉強中の気分転換に
香りの好み
嗅覚は個人差が非常に大きいものです。
同じ香りでも感じ方は人それぞれ、また体調や気分など状況によっても変わります。
どんなに良いといわれているものでも、苦手な香りではリラックスできません。
精油を選ぶときは、一般的な作用にとらわれず、自分の好きな香りを選ぶことが一番です。