新しく仲間入りした精油の紹介です。
ローズマリーカンファー:クッキリとした爽快な香りです。前向きで 積極的な印象・勇気がわき 気持ちが高まる印象
ローズマリーは幅広い効用があるため、古くから様々な習慣と結び付けられていました。
古代エジプトでは王の墓に焚かれ、古代ギリシャやローマでは忠誠心、死、記憶の象徴でした。
ヨーロッパではローズマリーの花冠は信頼と誠実を表しました。
ハンガリー女王がローズマリーを漬けた水で美を取り戻したため、若返りの象徴ともされています。
ハーブの中でもとても芳香の強い種類になります。
ローズマリーにはローズマリーシネオール、ローズマリーカンファー、ローズマリーベルベノンの3種類のケモタイプが出回っています。
シネオールは主にモロッコやフランスで、ボルネオンはスペイン、ベルベノンはコルシカ島で栽培されています。
心への効能
精神を高揚させる働きがあります。
無気力や憂うつに大変効果的です。
自分に自信がなく、強い自我に欠ける人が、自信をもち、自己実現に向けて行動できる強さを与えてくれます。
考えすぎをなくし、自分の能力に自信が持てるようになります。
体への効能
ローズマリーは心臓の拍動を強める働きがあります。
そのため、低血圧、手足の冷えに効果的です。
脳の血流量を増やすので、集中力をアップさせます。
筋肉の強壮にもつながり、筋肉痛やこりにも効きます。
咳や気管支炎、去痰にも効果的です。
皮膚への効能
肌への作用は、特に頭皮の不調改善に優れます。
頭皮の血行を良くするので、抜け毛や育毛促進にいいと言われています。
また、白髪やフケの悩みにも有効です。
シャンプーに混ぜたり、オイルマッサージをお勧めします。
ケモタイプ別の効能:同じローズマリーでもこんなに違います。
采香には、カンファーとベルべノンをご用意しております。
CTカンファー
ローズマリーカンファーは、ケトン類のボルネオンの含有率が高い種類です。
筋肉の疲労や刺激活性により効果的です。
肩こりや筋肉痛、リウマチ、肝臓鬱血、静脈瘤などに有効です。
※禁忌:乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しない。
(ケトン類に神経毒性や堕胎作用(流産惹起作用)があるため。)
CTベルベノン
ローズマリーベルベノンは、ケトン類のベルベノンの含有率が高く、スキンケアやヘアケアにより効果的です。
シワなどの老化肌や傷、抜け毛のケアに向きます。その他、肝臓の不調や月経の障害にも有効です。
CTシネオール
ローズマリーシネオールは、1,8-シネオールの含有率が高い種類になります。
呼吸器系の不調により効果的です。カタル症状、感染症をはじめ、消化器系の不調や疲労、衰弱にも有効です。
パチュリ:甘いオリエンタル調の香りは、少量では気分を落ち着かせ、多量では逆に高めます。
インドや中国の伝統医療で使われてきた植物です。
インドでは19世紀位に衣服の香り付けに使用されていました。乾燥させたパチュリの葉を衣服に挟むことで、防虫剤にもなりました。
※ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しない。
(セスキテルペンアルコール類にホルモン様作用の可能性があるため。)
心への効能
土を思わせる香りから、気持ちをグラウンディングさせ、安定させる作用があります。
そのため、考えすぎや気の使いすぎの人の気持ちを安定させます。
官能的な喜びや、創造的な表現を促す働きもあります。
体への効能
温めると同時に、消炎する作用があります。
過労などからの免疫力低下しやすい人に効果的です。
疲れを取り除いてくれます。
腸にたまった水分を調整するので、下痢、便秘、消化不良などに役立ちます。
女性特有の、更年期やPMSといった症状にもいいと言われています。
皮膚への効能
肌へは皮膚軟化作用があります。
また、強い殺菌作用はニキビやヘルペスにも効きます。
炎症を静め、を防ぐ効果もあります。
パチュリは皮膚の悩みに広く効果的なので、スキンケアにとても向いている精油です。
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